住井すえ さん 2008,09,15

今朝(8月30日)のNHKの番組「あの人に会いたい」で、「住井すえ」さんが紹介された。
布団の中に寝っころがって見ていたのだが、寝て居れなくなって起き上がって真剣に聞き入った。
番組は、主に生前の住井すえさんが語られたシーンであった。
ご高齢でありながらその姿はシャキットして、思わず起き上がらなくては聴いて居れない感じを与えるものだった。

僕は、「住井すえ」という作家は知らなかったが、「橋のない川」という小説の名前は知っている。
また、映画になったのも知っていて、随分に以前に観た記憶もあるような、ないようなそんな感じであるが、コンクリートの護岸の上に男の子が背中を向けて立っていて、その向こうに橋が掛かっている光景を思い出す。

しかし、今朝の画面からは衝撃的な思いを受けた。

一字一句は違うと思うが、「人々が生きるという事は、時間を過ごす事、時間の上ではみんな平等である」と言われた。

また、偉い人が不条理なことを言えば条理と受け取られることがあるが、

「不条理な事は、誰が言っても不条理なのだ」という信念を語られた。

一部の政治家に聞いてもらいたい言葉である、特に昨夜騒動を起した議員など・・・・・・・

僕は、仕事仕事で、仕事を最優先し、自分のことも、家族の事も、友達の事も、みんな後回しにしてきたような気がする。

残り少ない人生で、『信念を持った自分であった』と認める自分になれるだろうか??

気に掛けながら生きたいものだ。