他人事とは思えない笹子トンネル事故

笹子トンネルは信州へ車で旅行するとき、必ず通る道だった。
今は二人の子供の母親である娘と3人で何度も通った思い出のトンネルだ。
「行きはよいよい帰りが怖い」の例え通り、まだクーラーがない出始めのシビックで、いつも渋滞に巻き込まれ、1時間以上かかって通り抜けるトンネルとして思い出が深く、一度は迂回するため旧道の山道を走って山越えし、釣り堀がある所で一休みしたことを思い出す。
あの渋滞を考えると被害が少なかったものの、災難にあった方々に心から冥福をお祈りしたい。
笹子トンネルと同じ換気様式のトンネルとして、山陽道の武田山トンネルの名前が挙がっている、このトンネルでは掘削現場に掘削機を納入して、苦労したことを思い出す。
トンネルの上に民家があるため、岩盤強度が2,000Kg/cmを越える花崗岩を機械で掘削し、思わぬ故障が発生して、その度にお断りと対策の打合せで訪問し、流川でよく飲んだものだ。
今回の選挙で、公共工事予算を景気対策とすることが問題となっているが、首都高速道路他、数十年も前に建設したインフラが、今も補修処置のまま至る所で使用されている。
この機会に、これらの総点検とインフラの再整備を真剣に考えては如何だろう?

追:その後の報道によれば、武田山トンネルはジェットファン方式で、笹子トンネルとは異なるそうだ。一安心!