年金生活者として、キャシュフロー的考え方を家計計画に利用し、現役時代と違う考え方で生活している。
例えば、現役時代は収入に関して大きな心配をしなくても生活でき、1~2ヶ月の区間やボーナスまで何日間ある・・・などの範囲での資金計画を頭の中で考えるだけでやっていけたが、年金生活者と成り、収入が一定額、しかも年々低下し、その上年々上昇する保険料を天引きされ、手元額が次第に下がる状況では、現役時代のようにはいかない。
そこで、キャッシュフロー的考え方を取り入れ、収入・支出項目を細分化してより具体的に示し、2年間の毎月の収支を算入する「計画表」、即ち「キャシュフロー的考え方の家計表」を作成し、2年先の資金の状況把握を行っている。
このキャシュフロー的考え方は、中小企業支援を行なっていた時、事業計画で作成し、投資と回収・付加価値の算定に利用したものであるが、中小企業支援では余り好まれなかった。
その理由は、其処まですると投資意欲が失われると云うことだったが、大方良かろう経営で行き詰る会社が多いのは、其処までしていないためと、自分は思っている。
また、キャシュフロー的考え方の家計表を管理するのは、我慢した結果が即時に数字で表れるから結構楽しい!
毎月の支出計画は大変のようだが、一年続ければ翌年は前年のデータを基本にすれば、比較的簡単に出来て、前年度との対比ができて楽しい。
公務員の方々、国会議員の方々に言いたい!
「日本国の収支を、せめて10年ぐらいのスパン」で考えて欲しい!
近年の日本では格差が広がり、ぎりぎりの生活を強いられている人々が急増し、その上被災地の復興を控えている。海外への資金供与など、目的と効果、全体とのバランス、等々具体的に明らかにし、健全で日本国民のためのキャッシュフロー的考え方を励行して欲しい。
特に、自己の利益のための計画などは謹んで欲しい!