松井選手ありがとう。
昨朝(12月28日AM7:10~)、松井秀喜選手の引退記者会見を聞き、並々ならぬ彼の思いを感じることが出来た。
常日頃、松井選手が早く日本に帰ってプレーすることを願っていたが、今回の記者会見を聞いて「なるほど・・・」と、頷く点が数々あった。
その中で最も感じたことは、日本一の強打者としての自負と、加齢による体力の先行きである。
日本一の強打者である者が、自分の現状を見つめた中で、おめおめと日本に帰ってプレーを続けるわけにいかない・・・
という気持ちは、正に日本男児の心意気である。
欠かさず見ていた再放送:NHK連続時代劇「薄桜記」に出てくる主人公「丹下典膳」に見る、五味康祐の武士道にも似た、男子の生き方である。
テレビの中の「お笑い芸人」などが、作られたギャクで演じる、「人格を失った姿」が溢れている、現在の日本で、ホッと、救われたような思いがした記者会見であった。
松井秀喜選手のようにはいかなくとも、自分の本心を飾らず表現して、生きて行けるような世の中になってほしい。
現在のあらゆる分野で、自分の本心でなく、何かに操られて、自らを失った、そんな人々の姿が多すぎる。
その原因が、本来単なる交換手段の一つであった「お金」と、個人の自由を履違えた「我儘」にあるような気がするが、如何だろう??